||| 鳴門・アプロサイエンス 新機器導入 夏に稼働■タンパク質高精度で測定 アプロサイエンス(鳴門市撫養町、金敦祚社長)は、タンパク質の質量を高精度で測定する「高速多検体処理型質量分析装置」を導入し、ポスト・ゲノム(全遺伝情報)の研究の中心となるタンパク質を高速・大量に解析する自動化システムを構築する。夏ごろに稼働する予定で、研究機関や製薬会社からタンパク質解析を一括受注し、業容の拡大を目指す。分析装置は、タンパク質のペプチド(アミノ酸が結合した分子)を真空中に飛ばし、飛行時間を測定することで、重さを精密に測る機能を持つ。 二〇〇〇年夏には、質量とアミノ酸配列を特定するハイブリッド型分析装置を導入したほか、〇一年七月にはタンパク質レベルで細胞の異常などを点検する「プロテオーム解析」を始めている。 今回のシステム構築でタンパク質の解析能力がさらに向上し、新薬開発のスピードアップに貢献できるという。 同社では、新しい有用タンパク質の探索や実用化にもつながるとみている。 システム構築で、今期(〇三年四月期)の売上高は前期比30%増の二億五千万円を見込んでいる。 真島英司取締役生命科学研究所長は「システム構築で年間の分析件数を一万件まで高めたい。数十個の新規タンパク質の発見にも努め、事業化にもつなげたい」と話している。 2002年5月16日(木) 徳島新聞 |